本番1か月を切りましたが皆様、いかがおすごしでしょうか。
ども、そんなわけで今更ながらセブシックの偉大さを痛感しているコンマスHです。
セブシックとは、バイオリンをやってらっしゃる方にはおなじみですが、それ以外の方々には全く知られていないでしょうね。
セブシックとは、一言でいえばバイオリンの技術をパターン化し、それを教本化したバイオリニストです。
とても多くの教本を残した人ですが、よくもまあここまで機械的な教本作ったな!と感心してしまうような教本です。
なので、賛否はありますし使い方を誤るとたんにバイオリンがイヤになってしまうというある意味恐ろしい教本です。
セブシックに関してはいつか取り上げてみたいですね。
というわけで今回は五嶋龍氏とか空手とかというタイトル付けたのですが、これだけ読むとなんのこっちゃわかりませんね。
でははじめましょう。
五嶋龍氏といえば名バイオリニストでおそらくこのブログを読んでくださってる方の多くはご存知かと思います。
ちなみに姉はこれまた世界的バイオリニストである五嶋みどり氏です。
そうそう!五嶋みどり氏といえばバッハの無伴奏ですよ!!
ってこの話をすると止まらないのでしません。
話を戻します。
五嶋龍氏、空手をやっております。
お爺さんが空手の師範だったそうで、その影響で空手をやっているそうです。
バイオリニスト、しかもプロのバイオリニストが空手をやるというのは私が思う常識からすれば考えられませんでした。
バイオリニストは指が命です。
骨折はもちろんのこと、突き指したってバイオリニスト生命を脅かします。
昔は何で空手をするんだろう?と思ってました。
でも今は違います。
五嶋龍氏の演奏をみていると、空手をしていたことがプラスになっていると思ってます。
というのも、体幹がしっかりしていて演奏が安定しています。
バイオリンに体幹が関係あるのか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、関係あります。
こういってしまうと身も蓋もないですが、楽器の演奏も体運動です。
体運動しないと楽器なんて弾けません。
そう考えると、楽器を弾くということは身体をどう動かすか?ということに帰着するのではないでしょうか。
今の私はそう考えています。
私はここ4~5年、身体の使い方について学んでおります。
身体の使い方。
本当にそんなことを考えないといけないのでしょうか。
考えなくてもいいのでは?と思われる方も当然いらっしゃるでしょう。
でも私は考えるべきだと思います。
私は体調不良で10年間休んでましたが、この10年間で楽器を演奏する人が身体に意識を向ける人が多くなりました。
また、そのような書籍もかなり増えました。
これは非常に喜ばしいです。
というわけで次回からは、なぜ身体の使い方について考えないといけないのか、そう結論付けた理由はなにかなどを書いていきます。
今回はこのへんで。
では。