本番前のごあいさつ ~パールマンのドキュメントをみて~

10月になったのにまだ台風がきそうな気配ですが、皆様、いかがおすごしでしょうか。

ども、そんなわけでわたくしが、本番直前でちょっとテンションが上がっているコンマスHです。

半年ぶりですね。

ご無沙汰してすみません。

 

気が付けばもう本番直前ですよ。

今回の演奏会、まことに申し訳ございませんが前売り券はすべて完売しております。

当日券を15時30分から発売いたしますので。ご覧いただきたい方は当日券をお買い求めいただきますようお願いいたします。

 

昨晩、NHK-BS1で流れていたイツァーク・パールマンというバイオリニストのドキュメント番組をみておりました。

パールマンは私が小さいころから憧れてるバイオリニストの一人でして、まだまだ現役でやってくれてることがうれしいです。

パールマンは麻痺があるのですが、ドキュメントでは麻痺があることで周囲から偏見を持たれていた苦労などが描かれていました。

そして私が興味もったのが、パールマンの教師であるディレイ氏の話でした。

ディレイ氏は生徒に一方的に指示するのではなく、生徒に考えさせる教え方をしていたそうです。

その話を聞いて、

「やっぱそうだよなぁ」

と思いました。

ディレイ氏とは比較にならないのですが、最近、私もバイオリン練みていて

「一方的に指示するのって意味ないよな」

と思うようになりました。

というのも、頭でわかったつもりになっても、心の底からわかってもらえないと弾けないと思うのです。

特に大人の場合。

なので、高校時代の練習の仕方とは自然と練習の仕方が変わってました。

今後、コンマスを続けるのであればディレイ氏の練習の仕方を参考にしていきたいと思います。

 

話は変わります。

 

実は先週までバイオリンがあまり上手に弾けなかったのですが、今週になって急に調子が上がってきました。

それまで苦手だったところも、新しい指番を思いついた瞬間に急に弾けるようになったりもしてます。

弾けなかったところを再度検証してみたところ、

「ここはE線で弾かなければいけない!」

と勝手に自分の中で変な固定概念に縛られてたことに気が付きました。

今となってはなぜこんなことを思ってたのか非常に謎です。

ひょっとしたら他にも変な思い込みがあるかもしれません。

 

話をパールマンのドキュメントの話に戻します。

 

パールマンの演奏をみているうちに、自分が小さい頃のことを思い出し、同時に自分がなぜバイオリンを弾いてるのか、どんな音が出したいのかなど色々考えさせてくれました。

そして初心に戻らせてくれました。

 

本番直前にパールマンのドキュメント見れたことは大きいです。

もっと調子あげられそうです。

このまま本番を迎えられそうです。

 

というわけで冒頭にも書きましたが、第30回記念定期演奏会(バレエとの共演)、前売りはすべて完売しておりますが、当日券は15時30分より発売予定しております。

 

本番いらしていただける皆様に楽しんでいただけるよう最後の最後まで悪あがきいたします。

 

今回はこのへんで。

 

では。