弦について

気が付けばもう2月はあっという間に過ぎ去ってしまいましたが、みなさま、いかがおすごしでしょうか。

2月ってありました?

どうも、そんなわけで私が本番前に弦の張替えと弓の毛替えをしなければと思いつつ、まったくやってないコンマスHです。

本番前なのでそろそろしないとだめですね。

 

さて今回は弦についてです。

しかもヴァイオリンの弦についてです。

オケのサイトで

「弦について」

というタイトル付けると、弦楽器全般と思われる方もいらしたかと思いますが、

単純にヴァイオリンの弦についてです。

10年ぶりに楽器復帰して思ったのは、

「弦の種類が増えてる!!」

ことですね。

以前から多かったのですが、休んでいる間にまた増えました。

それで楽器屋さんを巡って話を聞かせてもらって思ったのは

「反応が速くて華やかな音がする弦が流行ってるのかな」

ということです。

当たり前といえば当たり前なんですけどね。

そりゃ反応速い方がいいです。

ただ一点気になったのが張力が強くなってることですね。

これは楽器にもよるのでしょうが、楽器自体に負荷が今まで以上にかかってしまうのではないかと心配してます。

バイオリンの絃って張った状態だとけっこうな力かかってます。

例えば一番切れやすいのはE線ですが、切れて顔に当たったら痛いです。

なので、今まで以上に張力が強くなると例えば駒とか指板が負荷を受けやすいとこですので、変形しやすくならないのかと心配になってます。

 

これは私の完全なる独断的な意見ですが、これからも新しい弦は増えると思います。

根拠はというと、それは新素材が開発されてるからです。

新素材の開発は本当にすごいです。

ということは、開発された新素材の中には弦に使えるものも当然あるわけですので、これからも新たな種類の弦は出てくると思います。

余談ですが、お休み中にテレビでどっかの大学の研究室が蜘蛛の糸で弦を作ったというのを流してましたね。

 

というわけで弦はこれからも増えるでしょうが、けっきょくはインフェルドの赤を使い続けるでしょう。

 

今回はこのへんで。

では。