わたくしのこと6 ~パガニーニとわたし~

季節が急に進み、冬の気配を感じる今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。

ども、最近40枚組の「パガニーニ作品全集」というCDと、今まで聴いたことのない曲が載っているパガニーニ作品集の楽譜をみつけ、テンションがあがったのと同時に、

「あ、ブログの自己紹介シリーズでパガニーニのことを書く予定だったのにまだ書いてない!」

ということに気が付いてしまったコンマスHです。

え?

もう忘れたったって?

そうでしょう。私も忘れてましたから。

どうも以前は、カプリスの24番について書いている途中で終わったようです。

なので今回はその続きを書こうと思ったのですが、何を書いていいのか分からなくなったのでやめます。

 

パガニーニは、超絶技巧で有名なヴァイオリニストで、作品は一部の方から

「音楽的に意味がない!」

と言われてますが、そういわれるのもわかります。

だって、弾いてて

「ここ、なぜ2重フラジオにする?」

「左手のピッチカートにしなくてもよくない?」

など、いってしまえば技術の無駄遣いじゃない?と思うことがちょくちょくあります(笑)。

音楽性よりパフォーマンスを優先してた部分があるので当然なんですけどね。

 

でもね、弾くと何かしらと得るものがあるんですよ。

 

そして弾いてて楽しい!!

 

「うわ!この飛ばしえげつない!」

 

とか思いながらニタニタ笑いながら練習してることがしょっちゅうあります。

人に見られたら完全にドン引きされます(笑)。

 

ではどんな事を得られるのか。

 

最近では、

 

・アクセント弾くときの身体の使い方

・クレッシェンドでの身体の使い方

・デクレッシェンドでの身体の使い方

・偶数ポジションの有用性の再確認

 

などです。余談ですが、色々な経緯があり身体の使い方について学んでおります。

そのことはまた後日書きます。

 

パガニーニ弾いてると、考えるというより、勝手に頭が動き出しちゃうっていう感じです。

 

そこで考えたり得たりしたことを、他の曲に活かせることもあるんです。

 

あとですね、楽器の職人さんとの話でも盛り上がれるんです。

具体的には

「セッティングが当時のスタンダードなものとは違ったんではないか?」

というような話です。

そんな風にパガニーニというのは色々な切り口があるので実に面白いです。

 

話は変わりまして私のことを少々。

 

パガニーニって面白いなと感じさせてくれたのは高校時代の友人I君です。

同じ管弦楽部だったのですが、彼はテクニックも知識もずば抜けてました。

高校のときは先生についてましたが、先生よりもI君から教わる事や会話から学ぶことの方が多かったです。

このあたりの話は後日したいと思います。

 

というわけで、私にとってパガニーニというのは、ありきたりな言い方ですが非常に大きい存在です。

 

今回はこのへんで。

 

では。