まずは、レイディエート誕生の頃のお話などを。
1992年の年末頃でしたか、1件の電話がかかってきました。
電話の主は、ちょうど10年くらい前に、高校の管弦楽部でお世話になった、小倉啓介先生。
現レイディエートの音楽監督をされている、個人的にも大変お世話になっている方です。
小倉(以下「小」) 「久しぶり。元気にしてる?」
Y 「あ、どうも。ええまあなんとかやってますよ。それにしても、久しぶりですね!」
小 「今何やっているの?」
Y 「ええ、まぁボチボチと。。」
。。。。
てな会話が有ったか無かったか、
今となっては忘れてしまいましたが、
小 「オーケストラピットで演奏してみる気ある?」
Y 「えっ!?オーケストラピットですか?いやー、面白そうですけど。。」
聞けば、今度、所沢市民文化センターという新しいホールができたので、
ついては、その中ホール(マーキーホール)の、オーケストラピットのこけら落としとして、
バレエ「白鳥の湖」の全幕の演奏をしてみないか、とのこと。
当時の私は、バレエはおろか、白鳥の湖も、有名なオーボエの旋律くらいしか知らなかったのに、
ましてや、オーケストラピットで演奏するなんてことが、本当にできるものかどうなのか。
しかも「全幕」だというから、よっぽどの大曲なんだろうけれど、
そんなもの吹いたこともない(あ、私はクラリネット吹きなんです。)し、どうなんだろう?
と、ひたすらビックリしたことを思い出します。
その約1年後の1993年12月11日に、晴れてオケピットのこけら落としに臨むことになるわけですが、
その話はまた後日にしたいと思います。
そんな所沢市民文化センターも、大改修の時期にきているようで、
時の流れの早さに驚く今日この頃です。