沢田研二さんのドタキャン騒動が収まった今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ども、そんなわけで私が、その昔、夜中3時過ぎの大阪ミナミのロックバーでジュリーの曲を大音量でかけてくれ、大熱唱してたコンマスHです。もちろん私だけではなく、お客さん全員で熱唱してました。
正直言って、私はジュリー世代より下なんですけど、周りのお客さんはジュリー世代の方ばかりでした。
その店はRCだのじゃがたらだのスライダーズだの村八分だの山口冨士夫ちゃんだのストーンズだのそういったバンドの曲をかけて、なぜか最後にジュリーで盛り上がって終わってましたね。
もちろん振り付きで。
まさに、
「朝までふざけよう ワンマンショーで~♪」
という世界でした。
そんなことはさておき、先日、都内で打ち合わせをしましてましたが、早めに終わったので銀座のヤマハの楽譜売り場にいきました。
色々と見てたのですが、そのなかでヴァイオリンの教本のコーナーにいったとき、
「カール・フレッシュ」
の音階教本がありました。
これはヴァイオリン習ってる方にはおなじみの教本だと思います。
私も先生が変わってからカールフレッシュの教本を使いました。
あ、そういえば「わたしのこと」シリーズ書かなければですね、、、、実に中途半端なとこで止まってしまってますね。すみません。
話を戻します。
すでに持ってはいるのですが、買いなおしました。
というのもですね、冒頭の説明書きのところ、日本語で訳されてたからです!!
私が子供の頃は、英語、ドイツ語あたりで書いてあって、日本語の説明書きはありませんでした。
また、改訂版が出てて、指使いが変わってたり、新たな練習メニューが追加されてたり、色々変わってました。
なので、買いなおしたしだいです。
最近、改めて思うんですが、技術面で上手くなることに必要なことは、
「身体の使い方の練習→基本練習→音階練習→エチュード」
をルーティンワーク化するかなのではないでしょうか。
どれ一つ欠けても上手くならないのではないかと思うのです。
なかなか社会人のアマオケ演奏者だと難しいかもしれませんが。
何が言いたいかというと、曲を練習しても弾けるようにはなるけど、上手くはならないんじゃないかということです。
でも弾けなくちゃいけないのもこれまた現実なので、曲だけ練習してしまう気持ちもよく分かります。
そうすると、上にあげたルーティンワークを一日でやるのは無理だとしたら、自分の今の生活にあったペースでやっていけば、やらないよりは全然いいと思うのです。
とにかく、曲だけ弾くのはよくないと思うのです。
それだったら、まだ身体の使い方の練習や基礎連だけやった方がいいのではないでしょうか。
というのも、オケやってて昔から思ってるのですが、本当の問題は
「弾ける弾けないではなく、どういう表現をするか」
なわけです。
極端な例でいえば、弾けてもニュアンスがなければ意味ないんです。
で、そのニュアンスを付けるときになにがものをいうか、それは
「基礎的な技術」
です。
ただ、基礎的な技術の向上って、時間がかかるわけですよ。
私の感覚だと10年単位でかかると思ってます。
なので、そうすると日々のルーティンワークが後々になって、ボディ・ブローのようにじわじわ効いてくるんじゃないかと思います。
私からすると、曲なんてやってる場合じゃない!という感じです。
ってこれもおかしいんですけどね。
「じゃあ何のために基礎連するんだ!?」
と言われたら終わりですので。
このあたりの問題はなかなか悩ましいです。
というわけで今回はこのあたりで。
では。